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ラジオ番組の放送情報をWordPressで連携させる方法

「FMいるか様Webサイト」の例

今回、2024年11月にリリースしました函館のコミュニティFMラジオ放送局「FMいるか」Webサイトで実装した方法を紹介します。

放送スケジュール」ページでは曜日ごとに異なる放送内容(タイムテーブル)を掲載しています。
また、FMいるか様ではオリジナル番組を10数本ほど持たれていて、放送後の番組情報は「過去の放送を聴く(Podcast)」ではそれらを個別にアーカイブ視聴することができるようになっています。

本記事では、番組(とパーソナリティ)と放送情報を連携させるため、どのように設計・実装を行ったかを紹介したいと思います。

連携したデータの概要図

まずは連携させるデータの関係を整理します。
前提として「オリジナル番組」には放送予定の曜日ごとにパーソナリティを担当する「いるかクルー」が1人または複数人紐づいます。
※「いるかクルー」放送回ごとに担当が異なる場合があるため、紐づけて読み出せるようデータとして連携しています

また、「オリジナル番組」の内容を「放送スケジュール」「放送回(過去の放送)」から引用できるようにしています。

「放送スケジュール」の管理と表示

「放送スケジュール」のタイムテーブルを入力する画面

「放送スケジュール」では曜日ごとの放送の内容(タイムテーブル)をリスト情報として保持しています。WordPressの投稿としては曜日の単位で投稿を定義します。そして放送スケジュールはおよそ6ヶ月間で組み変わるため、ここでは「2025年4〜9月スケジュール」という形で期間中の各曜日のタイムテーブルを定義します。

データの連携は少し話が離れますが、特別番組や年末年始など放送スケジュールがイレギュラーとなる期間については「表示開始日付」「表示終了日付」を別の記事で上書きさせることができるようにしています。

Webサイト上では日付ごとにタイムテーブルが表示されますが、これは先程の投稿に定義した内容を記入されたままの内容で掲示しているということになります。(ここは比較的シンプルなデータ連携となっています)

「放送回(過去の放送)」の管理と表示

FMいるか様Webサイトでは「過去の放送を聴く(Podcast)」ページにて各種プラットフォームから放送内容をアーカイブ視聴することができます。
この仕組みを実現するためには、毎回の「放送回」を個別データをWordPress上でカスタム投稿として定義する必要があります。

放送があるごとに毎回新規記事を作成するのは作業量が膨大なので、放送スケジュールで定義されたデータを元にバッチ処理で空白記事を下書きで自動生成しています。

バッチ処理で生成された「放送回」の下書き状態の記事

これらの記事は放送後に内容を入力して公開します。
なお、放送前に入力すと「放送予定」としてトップページやオリジナル番組詳細ページにリンクを掲載することもできます。

「放送回」の内容が入力された状態の投稿

放送された番組には毎回異なった出演者やトーク内容があります。
「放送回」とオリジナル番組の連携により、各放送回のハイライト情報をWeb上に個別の記事として残し、関連情報を回覧できる仕組みを実現しています。

連携されたデータは様々な画面でつながる

「FMいるか」様のWebサイトで実装したデータ連携により

  • トップページからオリジナル番組の「放送予定」
  • オリジナル番組ページから「過去の放送(Podcast)」
  • いるかクルー(パーソナリティ)ページから「番組出演情報」

上記の情報を連携させてWeb上で表示することができるようになります。

最後に

当社ではこのように複雑なデータ連携にも対応したCMS開発を行っています。
ご質問等ございましたら、お気軽に当社お問合せよりお問合せください。