Hakodate × IT
→ World
函館×IT→世界
Points of Hakodate's Potential
私たちの地域の課題、
そして実現可能な
未来を
描くに充分なポテンシャル
01.転換期を迎える基幹産業
戦前から北洋漁業の一大拠点として栄えた函館ですが、戦後は北洋漁業の衰退を受け、沖合
漁業・沿岸漁業へと転換していきます。津軽海峡でのスルメイカ漁の「いさり火」は函館の夏の風物詩で、「イカの街」として知られてきました。しかし、2015年以降、スルメイカは歴史的な不漁が続いています。原因は温暖化による水温の上昇とも、国際的な乱獲とも言われていますが定かではありません。底の見えない不漁に、漁師や水産加工事業は事業構造の転換を迫られています。
函館のもう一つの基幹産業は「観光」です。台湾・中国などからのインバウンド需要を背景に年間500万人の観光客が函館を訪れます。2019年には函館駅周辺で空前のホテル建設ラッシュが話題になりました。
しかし、2020年の新型コロナウイルスの流行では、インバウンド頼みの構造的リスクが浮き彫りになります。その他、新幹線の札幌延伸に伴うストロー現象など、盛況に見えた観光も多くの課題を抱え、重要な岐路に立っていると言えます。
02.外から見た函館。中から見た函館
函館は民間調査会社が発表する「市町村魅力度ランキング」で何度も1位を獲得するというブランドイメージがある一方で、急激な人口減少という問題に直面しています。転出者が転入者を上回る社会減が多く、外から見た函館とは違った内情がある事が伺えます。実際に多くの若者は学校卒業と同時に函館を離れ、そのまま戻ってくることがありません。彼らにとって今の函館は、将来を過ごすイメージを持てない街なのかもしれません。
しかし、当社はそこに関して全く違った見方を持っています。函館はクリエイティブな人材が集積し、イノベーション産業が生まれる街として、大きな可能性を秘めています。産業の転換期を迎えている今こそ、函館の持つポテンシャルに気づき、その可能性を拡げるために能動的なアクションを起こしていくことが、何よりも重要と考えています。
03.クリエイティブ・シティ
イギリスの都市計画家チャールズ・ランドリーが提唱した「クリエイティブ・シティ(創造都市)」という言葉があります。クリエイティブ・シティとは、クリエイティブな人材が集積し、イノベーションが生まれる街で、イタリアのボローニャ、フランスのナント、スペインのビルバオなどが、その代表格と言われています。これらの街は函館と多くの共通点があります。歴史と独自の文化のある古い街である点、基幹産業の衰退があった点、そして人口規模も函館と同じ30万前後です。
他にも函館は大学があり、暮らしやすい気候、空港や港と、クリエイティブ・シティに必要と言われる条件を多く満たしています。
当社は、函館がクリエイティブ・シティになるためのラストピースこそが「IT」の力と考えています。函館が元来持つ強みをITの力で増幅・融合・発酵させることで、函館は世界に誇れるクリエイティブシティになれると信じています。
04.キーワードは3つの「T」
アメリカの都市社会経済学者リチャード・フロリダは、クリエイティブ経済で重要なのは、「Talent(人材)」「Technology(技術)」「Tolerance(寛容性)」の3つの「T」と述べています。
当社は、人材を集め、徹底的に技術を磨き、そして寛容性を持って課題に向き合う事で、函館にクリエイティブなイノベーションを生みたいと考えています。
イノベーションは
新しい産業を生むだけでなく、
水産業、観光といった
旧来の産業にも
持続可能性と
更なる発展をもたらします。
函館という街の持つ可能性は
無限大です。
「函館×IT→世界」
それは決して夢物語ではない、
実現可能な未来です。